顎関節症と頭痛の関係性について
日野市にある日野新町歯科医院 院長の飯嶋です。
はじめに
多くの方が一度は経験する頭痛。その原因は様々ですが、
顎関節症(顎関節障害)が原因であることをご存知でしょうか?
今回は、顎関節症と頭痛の関係性について詳しくご紹介します。
顎関節症とは?
顎関節症とは、顎の関節や咀嚼筋(かみ合わせに関わる筋肉)の機能障害を指します。
主な症状には以下のようなものがあります。
- 顎の痛みや不快感
- 口を開け閉めする際の音(クリック音やポッピング音)
- 口が開きにくい、または開きすぎる
- 顎の周囲の筋肉の緊張や痛み
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頭痛との関係性
顎関節症が原因で頭痛が引き起こされるメカニズムは、以下のように考えられています。
筋緊張性頭痛
1.顎関節症によって顎の筋肉や首、肩の筋肉が緊張することで、
筋緊張性頭痛が引き起こされることがあります。この頭痛は、頭全体が締め付けられるような痛みが特徴です。
2.神経の圧迫: 顎関節周囲の筋肉や組織の炎症が、
三叉神経やその他の頭部の神経を圧迫することで頭痛が生じることがあります。
3.姿勢の乱れ: 顎関節症により、無意識のうちに姿勢が悪くなり、
それが首や肩の緊張を引き起こし、結果として頭痛が発生することがあります。
どのように対処すべきか?
顎関節症による頭痛を軽減するための方法はいくつかあります。
1.マウスピースの使用
歯科医師が作成するマウスピースを使用することで、顎の位置を正しく保ち、筋肉の緊張を緩和することができます。
2.ストレッチやマッサージ
顎の筋肉や首、肩の筋肉をほぐすためのストレッチやマッサージが効果的です。
3.生活習慣の見直し
姿勢を改善したり、ストレスを減らすことで症状の緩和が期待できます。
4.薬物療法
痛みや炎症を抑えるための薬物療法も有効です。歯科医師と相談しながら適切な薬を選びましょう。
おわりに
顎関節症と頭痛の関係性は、意外に知られていないものです。
もし、頭痛に悩まされている方で、顎の痛みや違和感がある場合は、
一度歯科医師に相談してみることをお勧めします。
適切な治療を受けることで、頭痛の軽減や改善が期待できます。
当院では、顎関節症の診断と治療に力を入れております。
顎関節用のマウスピースにも複数対応しております。
気になる症状がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
日野新町歯科医院
歯科医師 院長 飯嶋 幸弘
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