虫歯だけじゃない!子供の「歯並び」を悪くするNGな日常の癖(口呼吸・指しゃぶり)と早期対策

「最近、うちの子の歯並びがガタガタしてきた気がする…」
「いつもテレビを見ている時、お口がぽかんと開いている」
お子様の成長に伴い、このような「歯並び」や「お口の癖」に関するご相談が当院でも急増しています。

歯並びが悪くなる原因は「遺伝だから仕方ない」と思われがちですが、実はそれだけではありません。幼少期の何気ない「日常の癖(悪習癖)」が、顎の正しい成長を妨げ、歯並びを悪化させる最大の要因になっているケースが非常に多いのです。

日野新町歯科医院では、ただ歯並びを治すだけでなく、「なぜ歯並びが悪くなったのか」という原因にアプローチする根本治療を行っています。本記事では、子供の歯並びを悪くするNGな癖と、歯科医院でできる早期の予防・対策について詳しく解説いたします。

1. 歯並びの悪化は「遺伝」だけじゃない?後天的な原因とは

子供の歯並びや骨格には、両親からの遺伝が影響することも確かにあります。しかし、現代の子供たちに急増している歯列不正(歯並びの乱れ)の多くは、生まれてからの「生活習慣(後天的な原因)」によるものです。

顎の成長を妨げる「お口周りの筋肉のアンバランス」

歯は、内側からは「舌の押し出す力」、外側からは「唇や頬の筋肉が押さえる力」を受けており、この2つの力のバランスが取れた位置(U字型のきれいなアーチ)に並ぶようにできています。しかし、日常の悪い癖によってこの力のバランスが崩れると、顎の骨が十分に広がらなくなり、永久歯がきれいに並ぶためのスペースが不足してしまいます。

日常の些細な「癖」が歯を動かしてしまう理由

歯科矯正では、ワイヤーなどの弱い力を長期間かけ続けることで歯を動かします。これと同じように、指しゃぶりや舌の癖などによる「弱い力」であっても、毎日何時間も継続して力が加われば、いとも簡単に歯は間違った方向へ動いてしまうのです。

2. 要注意!子供の歯並びを悪くする3つのNGな癖

お子様が普段、以下のような癖をしていないかチェックしてみましょう。

NG習慣① 「お口ぽかん(口呼吸)」がもたらす悪影響

テレビを見ている時や寝ている時に、お口が常にぽかんと開いている「口呼吸」は要注意です。口が開いていると、外側から歯を押さえる唇の力が弱くなり、出っ歯(上顎前突)になりやすくなります。本来人間は「鼻呼吸」が正常であり、口呼吸は歯並びだけでなく全身の健康にも悪影響を及ぼします。

NG習慣② 「指しゃぶり・爪噛み」はいつまでOK?

乳児期の指しゃぶりは生理的なものですが、3歳を過ぎても指しゃぶりが続く場合は注意が必要です。指を強く吸う力で前歯が前に押し出され、上の前歯と下の前歯の間に隙間ができる「開咬(かいこう)」という状態になりやすくなります。また、爪を噛む癖も、局所的な強い負担がかかるため歯並びの乱れや歯のすり減りに繋がります。

NG習慣③ 「舌の癖(舌の突出・低位舌)」

通常、リラックスしている時の正しい舌の位置は「上顎にピッタリと吸い付いている状態」です。しかし、舌の筋力が弱く、常に舌が下顎に落ちていたり(低位舌)、飲み込む時に舌で前歯を押す癖(舌突出癖)があったりすると、下顎が過剰に成長して受け口(下顎前突)になったり、前歯に隙間ができたりします。

3. 口呼吸や悪い癖がもたらす、歯並び以外の「全身へのリスク」

お口の悪習癖を放置することは、見た目の問題(歯並び)だけでなく、お子様の健やかな成長そのものを阻害してしまいます。

虫歯や歯肉炎のリスクが急増する

口呼吸によってお口の中が常に乾燥していると、唾液による「自浄作用」や「殺菌作用」が働きません。その結果、虫歯菌や歯周病菌が爆発的に繁殖しやすくなり、しっかり歯磨きをしていても虫歯が多発したり、歯茎が赤く腫れる歯肉炎を引き起こしたりします。

風邪を引きやすくなり、集中力への影響も

鼻呼吸には、空気中のウイルスやホコリをフィルターのように除去する役割があります。口呼吸では冷たい空気や細菌が直接喉や肺に届くため、風邪を引きやすくなります。また、睡眠中に十分な酸素を取り込めないことで睡眠の質が下がり、「日中にぼーっとする」「集中力がない」「イライラしやすい」といった状態に繋がることも指摘されています。

4. 日野新町歯科医院が提案する「歯並びの根本治療・予防アプローチ」

日野新町歯科医院では、歯並びが悪くなった結果に対して無理やり装置で治すのではなく、「原因を取り除き、自身の顎の正しい成長を促す」という根本的なアプローチを行っています。詳しくは当院の小児歯科ページもあわせてご覧ください。

個室カウンセリングで見つける、悪習癖の「根本原因」

まずはプライバシーの守られた個室カウンセリングルームにて、親御さんから日頃のお子様の様子を詳しくヒアリングします。「指しゃぶりをやめさせようと怒ってしまう」といったお悩みにも寄り添い、精神的な負担も考慮しながら、無理なく癖を改善していく方法を一緒に考えます。

歯科用CT等の精密診断で、顎の成長と永久歯のスペースを可視化

当院では、3次元立体画像で骨格の構造を把握できる「歯科用CT」などの精密診断機器を導入しています。現在の顎の発育状況や、これから生えてくる永久歯のスペースが足りているかを見極め、カンや経験に頼らない正確な診断に基づいた予防・治療計画をご提案します。

お口の筋肉を鍛えるトレーニング(MFT)のご提案

歯並びを根本から改善するためには、舌や唇の正しい使い方を覚える必要があります。当院では、お口周りの筋肉を正しく機能させるためのトレーニング(口腔筋機能療法:MFT)を取り入れるなど、お子様が楽しみながら取り組めるプログラムをご用意し、健全な顎の発育をサポートします。

5. まとめ:手遅れになる前に。子供のサインを見逃さずご相談を

「まだ乳歯だから」「もう少し成長すれば治るかも」と様子を見ている間に、顎の骨はどんどん硬くなり、悪い歯並びが定着してしまいます。

早期発見・早期対策が、将来の抜歯や大掛かりな矯正を防ぐ

顎の骨が柔らかく成長段階にある幼少期(小児期)に悪習癖を改善し、顎の成長をサポートしてあげることで、将来大人になってから「健康な歯を何本も抜歯して行う大掛かりな矯正治療」を回避できる可能性が飛躍的に高まります。

「お口ぽかんが直らない」「指しゃぶりが続いている」「前歯の生え方が少しおかしい気がする」など、日常の些細なサインに気づいたら、それは歯科医院へ相談するベストタイミングです。お子様の生涯の笑顔と健康を守るために、まずは日野新町歯科医院へお気軽にご相談ください。

日野新町歯科医院

当院は、精密治療・予防歯科を軸に、再発させない「根本治療」と、生涯自分の歯で過ごせるお口の環境作りを目指しています。お子様の将来を見据えた丁寧な診療と、親御さんの不安に寄り添う個室カウンセリングで、ご家族皆様の健康をサポートいたします。

                      院長  飯嶋 幸弘

▼ お子様の歯並び・癖に関するご相談はこちら ▼

WEB予約画面へ進む

『ありがとうがあふれる病院』
『説明をしっかり理解していただける病院』を目指します。